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西洋占星術エンジン「MoonFace(ムーンフェイス)」
西洋占星術エンジン「MoonFace(ムーンフェイス)」
株式会社ANGEWORK 代表取締役 桐生 雄洋さん
「MoonFace」は、おもに女性向けの「星占い」サービスで必要な基礎計算を行う西洋占星術エンジン(ソフトウェア)です。
西洋占星術のホロスコープという惑星位置関係を示す構図を生成・解析し、占いビジネスの基礎部分の計算を担当します。NASA/JPL(※)観測情報により精度の高い情報を提供します。
西洋占星術のホロスコープで扱う面倒な観測や計算を「MoonFace」が担うため、利用者は占いの根幹部分になるメインコンテンツに注力できるようになります。
※ NASA/JPL(Jet Propulsion Laboratory):NASAの無人探査機等の研究開発及び運用に携わる研究所
商品の特長
「MoonFace」は、占い師が自力で計算し手書きしていたホロスコープという惑星図を自動作成することが可能です。ブラウザで利用が可能で、PC、iPad、スマホなど使用する機器の制限がありません。
また「MoonFace」は、相性占い、今日の運気など、サーバー上のMoonFaceを経由し短期間で高精度な占いツールを提供できます。対面占いのスモールビジネスなら、iPadやスマホ1つで計算が瞬時に終わりお客様を待たせる事も、重い天文歴書を持ち歩く必要もありません。
開発の背景
幼少の頃、数多くの転校を経験し出会いと別れを繰り返す中、不安になることが多くありました。その時に不安感をやわらげてくれたのが占いでした。
そのようなこともあり、起業後に自社の技術を活用し開発しようと思いました。占術のスモールビジネスに役立つ商品を開発することで、業界にも自社の利益にも貢献できると考えた次第です。
商品化までの苦労
ビジネス戦略で占いを選択した際、汎用サービスが存在しないことに気づきました。海外の商品は専門的で高額、サービスに組み込めない仕組みである点も発覚しました。参考資料も無かったのでホロスコープ描画をブラウザで表示するには何度も逆算し進めるしかありませんでした。
また、開発するにも占いの専門知識が必要な為、該当するエンジニアが存在しないので、私自身が開発をしました。天文歴はNASA/JPLのデータを準備できましたが、計算が別途必要な部分が多く、数学の勉強もし直しました。
今後の展望
TVや雑誌でよく目にするのに簡単に読み流してしまう占いを、天気のように日々気にかける情報に成長させたいと思っています。利用者に寄り添った真摯な近未来予測サービスを提供することで、精神面の安定に役立たせる事ができれば幸いです。
近々、毎朝の通勤通学時に利用可能なデイリー、ウィークリーに使用可能なスモールビジネス向けのサービスを拡充させていく予定です。
将来的には、機械学習、AI化を想定しています。過去の占い予測、そして実際のお客様情報をビックデータ化することで、さらに占い結果の精度を向上させより良いサービスを提供します。
<ANGEWORKからのお知らせ>
ANGEWORK社のサイトでは、MoonFaceを使用した占いサービスを無料で利用できます。
(MoonFace本来の機能を用いた、ホロスコープ生成機能も無料で提供中)
占いと言えば女性向けと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、仕事運や金運など一般的な心配事を、未来予測や解決策の形で提供しています。仕事の状況、上司との相性、失敗しやすい時期の判断、転職等々、職種性別を問わずビジネスにも役立てられる情報もありますので是非ご覧ください。
会社概要
2007年 ANGEWORK(自営業)設立
2011年 株式会社ANGEWORK設立
● ドローン、点群、AI、矯正、医療用3Dスキャナ等最先端開発を中心とし、Unity、WebGLに強く、PC/iPad/スマホ等機種に依存しないソフトウェアを提供
(一部上場企業、医療用製造販売企業との取引実績があり)
プロフィール
桐生 雄洋
株式会社ANGEWORK 代表取締役
1989年4月に電力会社に入社し、人事労務システムや原子力発電所内における業務の機械化等に従事。
2000年5月より、ソニーでBlu-Rayの国産第1号機やDVDレコーダー、「BRAVIA」の開発などを手がける。
2007年に起業し、2011年4月に株式会社ANGEWORK(エンジェワーク)を設立。代表取締役に就任し、現在に至る。
公開日:2021年9月17日
「オンリーワン商品」は、イノベーションズアイ会員企業を対象に取材しています。